不動産売買の流れを簡単に説明すると、申込み ➡ 契約 ➡ 決済 となります。
今回は【決済】について詳しくお話します。
【決済】とは売主と買主が同じ場所に集まって、売買代金の支払と所有権移転を行うことです。
なぜ決済が必要なのかについては契約書に記載されています。
契約書の条項には下記の内容が記載されています。
(所有権移転の時期)
第6条 本物件の所有権は、買主が売買代金の全額を支払い、売主がこれを受領したときに、売主から買主に移転 します。
(引渡し)
第7条 売主は、買主に本物件を売買代金全額の受領と同時に引渡します。
通常の契約であれば、契約をした段階で所有権が変わりますが、売買契約は条項で「お金を全額支払わないと所有権を変えません」と記載されています。
そして、売主は「お金を受け取ったタイミング」で所有権移転を渡さないといけません。
いわゆる同時交換をすることが前提として契約が成立しているので、【決済】を行う必要があります。
また【決済】には
・売主
・買主
・司法書士
・不動産業者
など多くの方が参加する大事な日です。
この決済はほとんど平日に行われることが多いのですが、なぜ決済は平日が多いのかを次回お話していこうと思います。