限られた予算内で一戸建て住宅を購入するのであれば、中古一戸建て住宅の購入がおすすめです。
しかし、中古の一戸建て住宅を購入する際には、チェックしておかなければならないことがあります。
それは、雨漏りが起きやすい箇所の確認です。
そこで今回は、中古一戸建ての購入前に行うべき雨漏り確認のポイント箇所についてご紹介していきます。
雨漏り確認1:水回り
まずは使用状況・経年劣化により交換が必要となる箇所が多い水回りの部分です。
蛇口のまわりにシミがある場合、水漏れの可能性があるため注意が必要です。
また排水溝まわりの床についても、気をつけて見ておくと良いでしょう。
排水ができていないことから嫌な臭いがこもっていたり、水漏れによって壁・床が腐食していたりする恐れがあります。
洗面所・キッチン・トイレ・浴室などの水回りに関しては、実際に水を流して「水の出具合」「排水状態」を確認しておくと安心でしょう。
湿気がこもりやすく水気の多い「浴室」は特に注意!
水回り箇所の中でも「浴室」は、水気が多く湿気がこもりやすいため、カビが発生しやすい環境となっています。
タイル貼りの浴室であれば、隙間にひびが入っていないか確認しておきましょう。
またシャワーホースやゴムパッキンも経年劣化しやすい部分です。
シャワーホースが折れ曲がってひびが入った箇所から水漏れを起こしていたり、劣化したゴムパッキンが剥がれやすくなっていたりする場合があります。
雨漏り確認2:天井
普段はあまり見ることが無い天井部分。
築年数が長い中古一戸建て住宅は、天井の歪みや雨漏りが起きる可能性が高いです。
特に天井にシミがある場合は要注意で、天井裏の腐食・雨漏りが既に進行している恐れがあります。
補修が必要になるかどうかを確認しておくと安心でしょう。
また二階に大きな家具を長年置いていた場合、一階の天井部分が歪んでいることがあるため、こちらも併せて確認しましょう。
雨漏り確認3:床下の土台
床下の土台も確認が必要な箇所です。
経年劣化が起きやすい素材である排水・給水ホースも、床下で水漏れを起こしていないか確認しておきましょう。
もし水漏れが起きていた場合は、ホースを交換する必要があります。
また、床下は換気が行われていない場合、湿気がこもりやすくなります。
湿気がこもってしまうと、家の土台が腐食してしまうことがあります。
柱の根っこ・床下の土台部分に関しても確認しておきましょう。
雨漏り確認4:屋根
屋根の雨漏りは確認しづらい箇所です。
どうしても確認を怠ってしまいがちですが、雨・風・日光などの影響を常に受けている屋根は一番劣化が激しい部分でもあります。
築年数が経過した古い物件の屋根瓦については、割れやズレが起きている可能性もあります。
屋根全体の確認はもちろん、瓦部分の細かい確認もきちんと行うようにすると良いでしょう。
またスレート屋根に関しては築年数が10年を過ぎた時点で既に、苔・カビがかなり目立っていることがあるため、10年を目安に交換を行うこともおすすめします。