私のお客様が以前「マンションのバルコニーに布団を干して怒られた」という実体験を私に話してくてたことがあります。
実は、バルコニーの手すり壁に布団をかけて干すことは禁止されている場合が多いです。
今回は、その理由について簡単に説明いたします。
マンションには「管理規約」というものがあります。管理規約とは、マンション内での日常生活のルールや約束事を定めたものです。この管理規約で、バルコニーの手すりに寝具、敷物、洗濯物などを干すことが禁止されているマンションがほとんどです。
布団を叩くときに出るほこりやゴミが下の階や近所の家に飛散してしまうこともありますし、見た目が悪いということもあるでしょうが、一番の理由は、風で飛ばされたりして落ちる可能性があり、非常に危険だからです。
この様なことになってしまった場合は、ホームセンターでベランダ内に展開できる布団干しを購入するか、浴室乾燥機や布団乾燥機などを使用する方法があります。また、近所に大きなコインランドリーがあれば、布団を洗える大型の洗濯機を備えている場合もあるので、布団を丸ごと洗って乾燥させれば、天日干しよりも布団を清潔にすることができます。
マンションには、管理規約などで決められた独自のルールがあります。布団干しができないという理由で購入を諦める方はおられないでしょうが、入居後に気付いて困ることがあるかもしれませんので、事前に管理規約には目を通しておくことが良いと思います。