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度重なる災害に火災保険料は上昇傾向です

不動産コラム

柳田 直喜

筆者 柳田 直喜

不動産キャリア13年

「住まいで困った事があれば、埼玉開発へ!!」と安心で頼られる存在であり、心地良い豊かな生活を送るため、お客様ひとりひとりの夢と希望を実現していくお手伝いをさせていただきたいです。
また歩く金融機関と言われる程、住宅ローンに強いです。

2021年1月、多くの保険会社の火災保険料が再度引き上げられます。





近年の相次ぐ風水害によって保険金支払いが増大していることが主な理由ですが、実はここ10年で、家屋の水濡れ事故を原因とした保険金の支払い件数も約2倍に増加しています。

80~90年代半ばに建てられたマンションブーム期の建物が、老朽化によって多数のトラブルを発生させていることが影響しており、2019年10月に値上げが実施されたばかりではあるものの、各社とも収支バランス改善のために保険料値上げに踏み切ったようです。

もうひとつの背景には、最長36年だった火災保険の一括加入期間が、2015年10月の改定で10年に短縮されたことも挙げられます。

契約期間が短くなったことで、保険会社は収支予測が比較的容易になり結果として保険料見直しのサイクルも短くなったのです。

今回の値上げに関しては2018年の西日本豪雨および台風21号の被害は反映されていますが、2019年の豪雨被害・今年7月の豪雨被害は未反映です。
そのため近い将来に再び値上げとなる可能性は高く、この傾向はしばらく解消されそうにありません。

一方で、築浅物件の保険料を割り引く「築浅割引」の割引率は大きくなります。
加入の保険会社や保険内容によっても異なりますので、ご自身の物件の保険料がどうなるかは保険会社にご確認ください。




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