■1.手作りのもの
引越しの挨拶回りをするときは、ほとんどの場合がお互い初対面ですよね。
初対面の人から手作りのものをもらうのは、気持ち悪く思われることが多いでしょう。
特に手作りのお菓子やおかずなどの食品はもってのほかです。受け取ったあとにそのままゴミ箱行き…なんてことも。
手作りのものを贈るのは、もっと親しい関係を築いてから。食品を贈りたいときは、有名メーカーの個装タイプのものをチョイスするのが無難です。食品以外のものでも、手作りのものを贈るのは控えましょう。
■2.香りのあるもの
洗剤、石鹸、インセンス、入浴剤などの香りのあるものも、引越しの挨拶回りの粗品としては不向きと言えるでしょう。
香りは人によってかなり好みが分かれます。
自分では最高の香りと感じていても、相手の方には不快な香りかもしれません。
また、洗剤や石鹸、入浴剤などは、肌が弱い人には合わないことも。
最近ではオーガニックなどにこだわっている方も目立ちます。
石鹸に関しては、そもそも使用しないという方もいるでしょう。
粗品を渡すとき、せっかく用意したものですので相手の方に失礼にならないよう渡したいですよね。
粗品を渡すときに注意をしておきたい点についてあげていきます。
■1.熨斗(のし)は必ずつけて
■1-1.熨斗(のし)をつける目的
引越しの挨拶で粗品を渡すときは、必ず熨斗(のし)をつけるようにしましょう。
引越しの挨拶で渡す粗品の熨斗には、礼を尽くす姿勢を表す目的と同時に、名前を覚えてもらう目的があります。
その際の熨斗の表書きには「粗品」ではなく、「ご挨拶」と書くとより丁寧な印象となるでしょう。
■1-2.外熨斗?内熨斗?
引越しの挨拶の粗品に熨斗をつける場合、外熨斗を選ぶのが一般的でしょう。外熨斗とは、包装紙の上からかける熨斗のことで、贈答品をお渡しするときに選ぶのが適切です。
内熨斗は、控え目なイメージですので内祝いに適していると言えるでしょう。
また、配送ギフトは配送の際にのし紙が傷ついてしまうのを防ぐために内熨斗を使用します。
■2.家族構成を考慮する
引越しの挨拶で渡す粗品を選ぶときは、ひとり暮らし向け、ファミリー向けを十分に考慮しましょう。たとえば、ひとり暮らしの方は自炊をしない方もいるでしょうから、キッチン用品が不向きなこともありますよね。
小さなお菓子のセットは、ファミリー向けとは言い難いでしょう。
手の家族構成が不明な場合は、タオルやトイレットペーパーなどの、どちら向けとしても適しているものを選ぶようにすると安心相ですよ。
■3.留守のときの再訪問は2、3度まで
もし留守で引越しの挨拶の粗品を渡すことができなかった場合、再訪問は2、3度までに留めましょう。
こちらが挨拶をしたくても、相手の方は迷惑に思っているかもしれません。
特に女性のひとり暮らしの場合は、防犯上出たくないこともあるでしょう。
もしも直接挨拶ができなかった場合は、簡単な挨拶の言葉を書き記したメモを郵便受けに入れておくと好印象ですよ。