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住宅ローンのボーナス払い併用リスク ~日高市高麗川駅前住宅ローンコラム~

カテゴリ:不動産コラム
住宅ローンは可能であれば「ボーナス払いを考えない」、仮にボーナス払いを併用する場合でも、極力少額にする方がいいと言われています。なぜでしょうか。世の中の景気や勤めている会社の状況によって、ボーナスはもらえる金額に変動があるため、期待した額がもらえず、支払いが厳しくなる可能性があるという理由が挙げられますが、それだけではありません。

今回は住宅ローンのボーナス払い併用のりすくについてお話します。






ボーナス払い併用の住宅ローンを組んだ場合、月々返済の元金とボーナス払い返済の元金とを分けて、2つのローンを返済しているイメージになります。当たり前の話になりますが、月々の支払は年に12回、そしてボーナス払いは6か月ごとの支払になります。

ここで気をつけなければならないのは、金利が上がり月々の返済額が増加した場合、ボーナス払いは“月々の支払の増加金額の6倍上がる”というところです。

4000万円のローンを、月々返済元金2000万円、ボーナス払い元金2000万円という組み合わせで返済を選択した場合を見てみます。借り入れ当初の金利は0.625%で、5年目に1%金利が上昇したとします。すると、月々の支払は53,029円から61,383円へと約8350円上昇します。それに伴って、ボーナス払いは元々の318,547円から369,253円へ約50000円上昇し、8350円の約6倍の増額になります。

[支払額上昇イメージ]
住宅ローン借入額:4000万円(月々返済元金2000万円、ボーナス払い元金2000万円)
    金利 0.625% → 1.625%
  月々払い 53,029円 → 61,383(約8350円上昇)
ボーナス払い 318,547円 → 369,253円(約50000円上昇)

住宅購入の広告を見ていると、支払例によく、「月々〇〇〇円」その横に小さな字で「(ボーナス○○円)でマイホームを!!」などという、一見「これだったら今の家賃より安い!」と感じさせるような文言が踊っていることがあります。間違った表現とまでは言いませんが、実際に購入してローンを組む場合は、ボーナス併用にするとしたらその内訳をどうするかは慎重に計画したいものです。



企業の業績を含めて先行きが不透明な時代です。それに加えて、住宅購入をする世代の多くは、家の購入後に教育費や老後費用に備える必要にも迫られます。家族のライフプランを考えるうちに、ボーナス払いのもっと有効な使い方が見つかるかもしれません。もし現状の支払いプランに不安を感じられているようでしたら、契約の前に返済計画の見直しをされることをご検討ください。




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柳田 直喜

「住まいで困った事があれば、埼玉開発へ!!」と安心で頼られる存在であり、心地良い豊かな生活を送るため、お客様ひとりひとりの夢と希望を実現していくお手伝いをさせていただきたいです。 また歩く金融機関と言われる程、住宅ローンに強いです。

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