過去にクレジットカードやローンなどの分割払いで延滞したことがあると、住宅ローン審査でマイナス評価になったり、審査が通らないことがあります。
そして ”ついうっかり忘れてしまっていた” という理由で引き落し日(支払日)に引き落しできなくて延滞してしまったということが非常に多いです。
たとえ一日でも延滞して支払った場合でも、延滞歴が個人情報に記録されてしまいます。
この延滞があることが。住宅ローンの事前審査でマイナス評価になってしまいます。
個人情報機関には延滞履歴が最長2年間掲載されます。また、61日以上か3ヶ月以上の期間を延滞してしまうと「異動」という情報が5年間掲載することになります。簡単に言い換えると「ブラックリスト」に載ることになります。
異動情報が掲載されてしまうと住宅ローンを組むことが非常に難しくなりますが、「ついうっかり」の延滞はもしかしたら2年を待たずに消すことが可能かもしれません。
ネット銀行や信託銀行だと、掲げた条件に合わない申請者は審査に落とされてしまうことが多いのですが、大手銀行や地方銀行、信用金庫などの場合、窓口で相談すれば事情を考慮してもらえることもあります。
たとえば、給与の入金口座とカードの引き落とし口座などを別にしていて、給与を移し忘れたために残高不足で引き落としができなかったというようなケースでは、普段から口座を分けていて、別口座にお金があったことを説明する文書と通帳のコピーを添付すると、審査に有利に働くこともあります。
ただし、前記のように、クレジットカードの支払いを一定期間以上延滞してブラックリスト入りしてしまったり、直近1年以内に住宅ローンの返済が遅延してしまった人は、ほとんど審査に通りません。ブラックリスト入りする目安は、延滞が61日以上に及んだときです。61日以上の延滞は是が非でも避けましょう。