お家探しをされる時に、設備項目に「下水道」・「浄化槽」・「汲み取り」という項目をご覧になったことがある方もいるのではないでしょうか。普段生活をしている中ではあまり意識しない排水方法についてどういった処理方法があるか今回はその違いをお話します。
【下水道】
下水道は主に都市部に都道府県や市町村が管理、整備を行い雨水・汚水を排水する施設です。下水の宅内への引き込みは実費が発生し、下水使用料を毎月支払います。
【浄化槽】
浄化槽は下水道が整備されていない地域や、下水道に接続工事をおこなっていない場合浄化槽が一般的となります。
浄化槽を使用する場合一般的にはどこかの業者と契約をされ、モーターの調整・点検や消毒剤の補充等の定期点検を年2~3回、汲み取りが年1回おこなわれます。
排水先が水利組合が管轄の水路へ放流する場合が多いため、浄化槽設置時に水利組合へ放流負担金の納付する場合があります。また、自治会で水路清掃が年数回おこなわれることがあります。
【汲み取り式】
汲み取り式は浄化槽ではなく「タンク」に汚水が貯められます。いわゆるボットン便所です。トイレのみ簡易水洗式で流され、ボットン便所と同じようにバキュームカーで汲み取りされます。
以上が汚水の処理方法です。
普段はあまり意識しないことですがお家探しでは物件によって様々です。下水道は月々公共料金として使用料に支払いがありますが、浄化槽のようなメンテナンスは不要です。汲み取り式は衛生的に気になる点もあるかもしれません。