今回は前回に引き続き、住宅ローンの事前審査の基準は?落ちたら?後編 についてお話します。
一度でも住宅ローンの審査に落ちると、リカバリーは不可能なのでしょうか?と質問されることがあります。
答えは不可能ではありませんのですぐに諦めないでください。
審査に落ちたとしても、それは1つの銀行だけの判断です。
銀行にもメガバンクから地方銀行、信金、さらにはネット銀行など色々種類もありますし重要視する基準も違います。やみくもに落ち込むまずに、違う銀行で審査を受けることも検討していきましょう。
ただ、審査に落ちた金額と同じや、自身の借金の有無や頭金の金額などが同じという状態で他行へ申し込んでも、通らない可能性が高いのも確かです。何が原因だったのか、受かるためにどうすればいいのかを考えて対策をとってから次の審査に挑みましょう。
借り入れがある場合は、申請前に返済をしてしまうことをおすすめします。返済をすれば返済負担率も下がり、希望する借り入れ金額に到達する可能性が出て来ます。さらに返済能力もあると評価を受ける場合もあります。
住宅ローンの借入限度額は年収によって決まります。
夫だけの年収だけでは借り入れできる住宅ローン額が不足する場合は、夫婦の年収を合わせた金額で借りた方が住宅ローンの借入可能金額が増やすことができます。
ペアローンとは夫婦それぞれが住宅ローンを借りて、お互いにローンの連帯保証人になります。借り入れ金額の増額の他、建物の所有を2人で行えば住宅ローン控除を夫婦2人に適用できるなどのメリットがあります。
デメリットとしては、ローンに関する手数料など諸費用がそれぞれにかかる点や、団体信用生命は夫婦どちらかに万が一のことがあった場合は、該当する1人分のみ弁済が適用される点などがあります。
頭金を用意して借り入れ金額を減らすことで、返済負担率を下げて審査を通りやすくすることができます。また、頭金の用意ができること自体が、貯金ができる生活をしているという点で心証が良くなり審査にプラスに働くことがあります。
不安のある人は審査を受ける前に、個人信用情報を入手して借金の延滞や遅延があるか確認を行っておくと安心です。
銀行によっては事前審査では個人信用情報の開示を求めないことがありますが、本審査では確実に調査をします。
また現在、自動車ローンなど含めた借り入れがある場合は返済をしておくと、審査に通る可能性が高くなりますので、これも検討してみてください。
もし異動に関する情報がある場合は、審査を通る確率がほとんどありません。
時間的な余裕がある場 合は、情報が残らなくなるまで貯蓄しながら、住宅購入の準備期間にすると良いでしょう。
前編・後編に分けて話をしましたが、「よく分からない」・「もっと詳しく知りたい」などありましたら、個別に住宅ローン相談を行いますので来店予約フォームより予約をして下さい。