宅建の試験本番直前になってもあわてないことです。試験直前には直前で、やるべきことがあります。
直前の勉強法について紹介しましょう。
宅建の試験は毎年10月に開催されますが(今年は12月にも開催)、本番の10日~1週間前ともなると受験者は悲喜こもごもでしょう。
「あと数日しかない」とあせる人もいれば、何か月にもわたって勉強をやりつくし「することがなくなった」という人もいるようです。
ですが、どんな勉強法をとってきたとしても、この期間はとても大切な時間であることは間違いありません。
もっとも効果的なのは、いままでしてきた勉強法以外の方法で、テキストの復習や過去問題の演習をすることです。
そうすることで、より幅広い出題に対応できるようになります。そのほかにも、以下のような勉強法もおすすめです。
基本的に、テキストに重要でないページはありませんが、それでも覚えるべき内容にはランクがあります。
通常は重要なところにはマーキングされていたり、太字になっていたりしますが、それ以外のページも読み直してみましょう。
マーカーでチェックしている人は、チェックしていないページに新しい発見があるかもしれません。
・無作為に問題を解く
過去問題数をページ順ではなく、無作為・ランダムに解いてみるのもおすすめです。
無意識のうちに、「この問題の次はこの問題で、答えはこれ」と脳の中に刷り込まれていることもあり、ランダムに問題を並べると意外と解けないこともあります。
パラパラとランダムにページをめくって問題を解いたり、テキストの最後から逆順で説いていくのもいいでしょう。
また、宅建試験は50問を2時間で解かないといけません。
しっかり問題を読んで50問を解くと意外と2時間はあっという間です。
そのためスピードにこだわって演習することが大事です。
過去10年分の問題を、1日で一気に解いてみてください。
大量の問題を解くことで自信にもなりますし、何度も解いてきた問題ながら、それでも何問かは間違いもあるはずです。
最後にそこをケアして取りこぼしをなくす意味でも有効です。
私の勉強方法では書き取りをしていましたが一説には、書き取りよりも声に出して読んだほうが記憶にのこるといわれています。
苦手なところを中心に、一通りテキストを声に出して読んでみましょう。
過去問でもわかるように宅建の試験には、法律関連の数値が多々出てきます。
試験範囲内に出てくる数値を洗い出してみるもの、効果的です。洗い出した数値がその数以下なのか、以上なのか、超えるのか超えないのか、また、同等なのかなど、ちょっとした違いが成否につながるため、再確認しておきたいところです。
また、今年は民法が改正されたのでしっかりと勉強をして下さい。