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賃貸VS持ち家 どっちがお得?①

カテゴリ:不動産コラム
今回は不動産の永遠のテーマである「賃貸と持ち家」どっちがお得なのかをお話します。





まず賃貸のメリットからお話します。
賃貸に住むメリットで一番先に思い浮かべるのは「気軽に引っ越せる」ことです。
家族構成に合わせた広さや部屋数の住宅に住めるので、使わずに物置にする部屋などがなく無駄がありません。勤務先や子どもの学校が変わったときなども、通勤・通学に不便なところで我慢する必要はないでしょう。
また、隣近所の人とトラブルなどがあったときも、引越すことで解決できる点がメリットです。

また賃貸住宅は自分の持ち物ではないので、エアコンや給湯器などの住宅設備が壊れたときには修理代は基本的に大家が負担してくれます。
設備や家が古くなったら、新しい家に引越すことも可能です。
地震などで家が壊れたときに、損失を負担しなくてよいことも安心材料といえます。

お金の面では住宅ローンを払わなくてよい点が最大のメリットといえます。もちろん家賃は払わなければなりませんが、ローンという重荷を背負わなくていいことに安堵を感じる人は少なくないでしょう。
家を持つことで生じる固定資産税やマンションの管理費なども支払う必要はありません。

次に賃貸のデメリットをお話します。
デメリットで一番先に思い浮かべるのは「家のグレード」です。
賃貸専用の住宅は単身者など少人数世帯向けが多く、特に都市部などではファミリー向けの広さの物件を探しにくい場合があります。
分譲マンションを賃貸として借りる「分譲賃貸」という物件であればグレードは持ち家と変わりませんが、多くの場合は住宅ローンの負担よりも家賃負担のほうが高めになります。

賃貸住宅が自分の持ち物でないことはメリットでもありますが、デメリットとも言えます。
まず家を好みに合わせてリフォームすることができないことはもちろん、壁紙を張り替えたり、壁に釘を打つことすら通常は禁じられています。
最近はある程度の模様替えが可能な「DIY賃貸」という物件も登場していますが、多くは築年数が古く原状回復の必要がない物件のようです。

お金に関しては家賃を一生払い続けなければならない点がデメリットとして挙げられます。住宅ローンに縛られることはありませんが、ローンは最長でも35年で支払いが終わります。
特に老後の年金暮らしになってからは、家賃の支払いが重く感じられるでしょう。
さらに高齢になって年金以外の収入がなくなると、借りられる物件が限られてくるという問題もあります。

以上が賃貸のメリット・デメリットです。

次に持ち家のメリット・デメリットをお話します。
まず持ち家のメリットは住宅の質の高さです。
新築住宅に代表される最近の住宅は一定の耐震性や省エネ性を備えた物件が多く、安心で快適に住めるケースが一般的です。
耐久性も高まっているので、築年数が浅ければ一度買えば一生住める場合も多いです。

また持ち家は自分の持ち物なので、お金はかかりますが自由にリフォームすることが可能です。
一戸建てであれば同じ土地に建て替えることもできます。
もちろんクロスを張り替えたり、壁に棚を取り付けたりといったちょっとした模様替えなら、より気軽に実行することができます。

お金についてはやはり住宅ローンの返済が終わったあとの負担の軽さが最大のメリットと言えます。

リタイアするまでに住宅ローンを返し終えれば、住居費としては固定資産税や修繕費ぐらいで済むので、老後の生活は大幅にラクになります。
住宅ローンを35年返済で借りると老後まで返済が残る場合もありますが、途中で繰り上げ返済するなど調整することも可能です。

さらに持ち家は資産になるという点も見逃せません。家賃はいくら払っても家が自分のものにはなりませんが、持ち家ならいざというときに売ったり人に貸したりすることで、現金収入を得ることも可能です。
また住宅購入にはおトクな税制もあります。

続いて持ち家のデメリットす。
賃貸とは違い、気軽に引越せない点が挙げられます。
もちろん家を売って住み替えることはできますが、そのためには費用や時間がかかります。賃貸と比べて引越しのハードルが高いので、通勤や環境などに多少の不満があっても我慢して住み続けるケースも少なくないでしょう。

持ち家を売りたくても売れないケースもあります。
売っても住宅ローンを返済しきれない場合などです。
また相続した土地などは隣地との境界線が不明確だったり、高低差のあるよう壁があったりする場合には、売るために予想以上の時間やコストがかかることもあります。
きちんと整備された建売住宅や分譲マンションではそうした心配は少ないです。

持ち家が自分の所有物であることがデメリットになる場合もあります。
エアコンや給湯器などの設備が壊れたら、自分でお金を払って修理しなければなりません。
地震や火災で建物が損傷した場合のコストはさらに大きくなります。
そのために地震保険や火災保険に加入するわけですが、ある程度の出費は避けられません。

お金面では家を買うときに頭金や諸費用などの負担が大きい点も、賃貸と比べてデメリットと言えます。

家を買うときの諸費用は物件の種別により、住宅価格の5〜10%程度かかります。
頭金はゼロでも買えますし、最近は住宅ローンの金利が低いので負担もさほど重くない場合が多いのですが、変動金利で借りた場合は金利上昇のリスクも負うことになります。

次回は賃貸と持ち家の一生で掛かるお金のお話をしたいと思います。



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柳田 直喜

「住まいで困った事があれば、埼玉開発へ!!」と安心で頼られる存在であり、心地良い豊かな生活を送るため、お客様ひとりひとりの夢と希望を実現していくお手伝いをさせていただきたいです。 また歩く金融機関と言われる程、住宅ローンに強いです。

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