昨日からお話しているペットと一緒に引越しをする際の注意点をお話ししていますが、今回は犬との引越しについてお話します。
基本的なしつけさえ行き届いていれば、犬の引っ越しは猫の引っ越しより難しくありません。
しかし、いつもと違う雰囲気にどう反応するかはわからないため、常に飼い主の姿を見せ、安心させながら移させる必要があります。
室内犬の場合は猫と同じ対応が必要です。
室内犬は室外犬に比べて家のなかを縄張りと考える子が多いものです。
作業員が家じゅうをひっくり返していたら、猫以上のパニックを引き起こしてしまう可能性もあります。
ケージに入れ、お風呂場へ待機させておくといった基本的な対応は猫と同じです。
飼い主の臭いをかぐと落ち着くので、前日着た服などを一緒に置いておくといいでしょう。
室外犬の場合は外ケージに入れるのも手です。
お出かけに慣れている室外犬は、車での移動自体を気にする必要はないかもしれません。
むしろ重要なのは、作業員の安全をはかることです。
作業員が出入りする間はケージを使い、むやみに人へ近づかないよう気をつけます。
また、大型犬の場合は吠え声が長時間にわたり響く可能性がありますから、ご近所へのあいさつは必須です。
犬も猫も、大切な家族の一員です。
加えて自力では移動できないことを考えれば、引っ越し当日は優先的に気にかけてあげなければなりません。
段取りよく連れていけば、きっと不安を和らげることができます。
スムーズな移動のためにも、心を尽くしてあげましょう。