ペットも大事な家族です。猫や犬と引越しする際の注意点。

不動産コラム

柳田 直喜

筆者 柳田 直喜

不動産キャリア13年

「住まいで困った事があれば、埼玉開発へ!!」と安心で頼られる存在であり、心地良い豊かな生活を送るため、お客様ひとりひとりの夢と希望を実現していくお手伝いをさせていただきたいです。
また歩く金融機関と言われる程、住宅ローンに強いです。

引っ越し会社の選定、荷造り、ご近所へのあいさつ回りなど、引っ越しにおいて大事なことは、たくさんあります。

多忙で忘れがちなのが、ペットとともに引っ越しすることの難しさです。
引っ越し当日に慌てず、ペットも安心して移動できるように、しっかりと準備をしておきましょう。
ペットで代表されるのが猫と犬ではないでしょうか。
今回と次回の2回に分けてでお話していきます。




まず今回は猫と一緒に引っ越しする際の手順と注意点をお話します。
警戒心が強く、臆病な猫は、異変を感じるとパニックになり、逃げだしてしまいます。気持ちを落ち着かせるための工夫が必要です。

飼い主と共に行動するのが基本!
親族や友人のお手伝いが見込めるとしても、猫の移動には飼い主が付き添うのが理想的です。
病院に連れていくだけでも暴れてしまうような繊細な猫ならなおさらのこと、長距離移動ではストレスによる吐き戻しや失禁、脱糞の恐れがあります。「普段、そんなことはしない」という子でも危ないのです。

ペットの扱いに慣れていない友人などが移送する場合、猫の吐き戻しに動揺して不用意にケージを開けてしまうことが考えられます。
するとパニックになった猫はケージから飛び出して車内を駆け回ったり、車から飛び出してしまうこともあり、思わぬ事故につながりかねません。

引っ越し当日に慌てることのないよう、前日には移送のためのグッズを揃えておきましょう。
ケージ、トイレ、トイレ砂、ケージに敷くペットシート、粗相をしたときのためのビニール手袋、ウェットシート、トイレットペーパー、ペットシートの替えをひとまとめにしておきます。

とくに暴れてしまう猫には、洗濯物用のネットを用意しておきましょう。
洗濯ネットのなかに入れると、密閉された空間が安心するのか、大人しくなってくれる子が多いからです。
なお、猫を搬送する車には、念のためビニールシートを敷いておきます。
これでケージから吐瀉物などが溢れても安心です。

引っ越し当日は、作業員が来るまでに猫をケージに入れ、さらに風呂場など比較的静かな空間へ移動しておきましょう。
これなら暴れたり不安に陥ったりする可能性が下がります。
作業員が来たら、風呂場に猫がいることを告げれば、立ち入らないようにしてくれるはずです。

荷物をトラックに全て運び入れたら、ケージを開けて一度猫たちを風呂場内に開放してあげましょう。
移送中に粗相をしないよう、なるべく仕上げの掃除をしている間にトイレを済ませてもらいます。
掃除後、賃貸物件の立ち会いが入るようなら忘れずにケージへ猫を戻しておきましょう。

立ち会いが済んだら、いよいよ移動開始です。
ケージ内の受け皿に水を用意してあげるのを忘れないでください。
車内ではケージをなるべく水平に保ち、安全運転を心がけましょう。
新居へ到着したら、すぐにケージを開けずに、荷下ろしが終わるまでやはり風呂場などへケージごと避難させておきます。
炎天下のなか、車内で待たせるのは絶対に禁止です。

ペットも大事な家族の一員なので多忙でバタバタしていても忘れないようにしましょう。

次回は犬と一緒に引越しする際の注意点をお話します。



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