今朝から降り続いている雪が明日の明け方まで降る予報です。
子供の頃は雪が降ると喜んでいましたが、大人になると雪が積もって運転しづらかったりであまり喜べないですよね。
山間部などの道では道路の凍結防止で「塩化カルシウム」が撒かれているのですが、年に数回しか雪が降らない関東平野部ではなかなか馴染みがない言葉だと思います。
この「塩化カルシウム」は主に融雪剤として活用されており、化学的な詳しいことはわかりませんが、氷面の水分に触れることによって熱が発生し、氷を溶かしてくれる働きをします。
今回は「塩化カルシウム」の効果的な散布方法をお話します。
「塩化カルシウム」は雪が降ってからまくことで、雪を溶かし除雪します。種類にもよりますが、アイスバーン状になった雪にも効果を発揮します。固まった雪の上にまくと1時間ほどでシャーベット状になり、雪かきがスムーズにできるようになります。
ポイント
・雪かきをし、路面から雪が無くなった状態で、凍結防止のために散布する。
・ムラなく均一に散布する。
・一度に多くを散布するのではなく、二度に分けて少量を散布する。
散布の目安
・一握りで約1平方メートル散布できます。
・ペットボトル1本で約30平方メートル、幅3メートルの道路なら10メートルの範囲に散布できます。
やってはいけない散布方法
・降雪中や降り積もった雪に散布する。
・シャーベット状の雪に散布する。
※この方法で撒けば雪かきせずに済むのですがそうもいかないんです。
新雪でフワフワしている場所は、撒いた箇所だけ穴が開いてしまうことになります。また、雪が積もり過ぎた場所では「塩化カルシウム」が流れてしまうので、効果が半減してしまいます。撒く場合は踏み固まったような雪に特におすすめです。
注意点
・塩化カルシウムは水と反応して発熱する性質があります。また、水分を吸収することから手が荒れてしまうこともあるので、素手で触らないようにしましょう。散布する際は、水を遮断するゴム手袋の着用をお忘れなく。