私が都内にある某不動産会社に勤務していたころの話です。
いわゆる「事故物件」や「訳アリ物件」と言われる物件ではなく、会社の倉庫として使用していた100坪ほどの土地に築50年の木造2階建の建物と車2台分の広さの木造の物置のある物件で実際に体験した話です。
以前から社員の間で誰もいないのに人の声がしたり物音がするなどの噂になっていました。
私は幽霊などはまったく信じていなかったので、いないものをなんで怖がるのかと不思議でした。
季節は秋から冬になりスタッドレスタイヤを倉庫から出すために夕方16時過ぎに取りにいきました。
倉庫に着き、せっかく倉庫に来たから心霊写真を撮ろうと思ってスマホで居間の写真を撮った瞬間スマホの電源が落ちて2階からバタバタと足音や人のうめき声が聞こえてきて、驚いた私は車のエンジンをかけて離れようとしましたがエンジンもかからない。
その時、他の社員が倉庫に来た時にエンジンがかかり、スマホの電源が入り、物音やうめき声も聞こえなくなっていました。
あれ以来このような事は体験していませんが、あれはいったいなんだったのでしょうか。