日本には1年を24分割し、それぞれに季節を表す言葉をつけた二十四節気という季節の呼び方があります。
そのひとつが夏至(げし)であり、例年6月21日頃です。
北半球では一年のうちで最も昼の時間が長くなることで知られています。
今回は芒種(ぼうしゅ)と小暑(しょうしょ)の間の二十四節気である夏至についてどんな季節のことを指すのか、 またどんな由来で夏至と呼ぶようになったのか調べてみたのでお話します。
夏至(げし)とは?
日本には一年間を24分割し、それぞれに季節を表す言葉をつけた「二十四節気」があります。夏至は、二十四節気で10番目に当たります。
この日になると北半球では1年のうちでもっとも昼の時間が短くなります。または南半球では北半球の夏至の日にもっとも昼の時間が短くなり、北半球とは逆の日照時間になります。
夏至の前は芒種、後は小暑、夏至の頃はまだ梅雨があけていないことが多く、夏の陽ざしが待ち遠しい季節となります。
夏至の意味と由来
夏至は、北半球では1年でもっとも昼が長く、夜が短い日を意味しています。ただ、梅雨の時期と重なることが多いため、さほど日が長く感じられないことも多いでしょう。
江戸時代に太玄斎(常陸宍戸藩の第5代藩主松平頼救)が記した暦についての解説書「暦便覧」において「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以てなり」と記されています。
このことからも、江戸時代からすでに夏至が日が一番長い日であったことが伺えます 。
夏至を過ぎたら冬至に向けて日照時間が短くなっていきます。
日照時間は短くなってもこれからどんどん暑くなっていくので熱中症に注意しましょう。
ちなみに今年の夏至は6月21日です。