現在、新型コロナウイルスが中国だけでなく日本やアジア各地、アメリカ、フランス、オーストラリアなどでも確認されています。
まだ流行が認められている状況ではありませんが流行になりつつあるような気がします。
この季節は風邪やインフルエンザなどが流行るので一般的な感染症予防のためにもマスクを着用して予防対策をしている人は多いと思います。
しかし新型コロナウイルスの影響でドラッグストアをはじめどのお店でもマスクが品切れという状況になっています。
既に知っている方は多いとは思いますが【新型コロナウイルス】について詳しくお話します。
新型コロナウイルスとは?
過去ヒトで感染が確認されていなかった新種のコロナウイルスが原因と考えられる感染症です。
コロナウイルスとは?
人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスです。
人に感染症を引き起こすものはこれまで6種類が知られています。
深刻な呼吸器疾患を引き起こすことがあるのは、SARS-CoV(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)とMERS-CoV(中東呼吸器症候群コロナウイルス)です。
それ以外は、たとえウイルスに感染しても通風邪などの軽い症状にとどまります。
どうやって感染するの?
新型コロナウイルス感染症がどのように感染するのかについては、今の時点では、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられます。
(1)飛沫感染
感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出
別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染
※主な感染場所:学校や劇場、満員電車などの人が多く集まる場所
(2)接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえる
その手で周りの物に触れて、ウイルスが付く
別の人がその物に触ってウイルスが手に付着
その手で口や鼻を触って粘膜から感染
※主な感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど
首相官邸では【新型コロナウイルス】に感染しないようにするためには
「手洗い」や「マスクの着用」を含む「咳エチケット」などの通常の感染症対策が重要です。と注意喚起しています。
しかし、手洗いは問題なくできたとしてもマスクがお店で品切れの状態の現時点では「マスクの着用」ができませんよね。
少し話が脱線しますが、マスクの着用にはどのような効果があるのかもお話します。
マスクの効果は?
マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐ効果が高いとされています。
一方で、予防⽤にマスクを着⽤することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では一つの感染予防策と考えられますが、屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着⽤することによる効果はあまり認められていません。
マスクは2種類あります
実は市販されているマスクは「ガーゼマスク」と「不織布マスク」の2種類があります。
・ガーゼマスク
フィルターがなく、一枚のガーゼを折り畳んで縫製してある
・不織布マスク
薄い不織布のなかにフィルターが入っている
この不織布マスクが今品切れ状態になっています。
そのため私が注目しているのが、ガーゼマスクです。
ガーゼマスクは、大人用で16~18枚合わせ、子ども用で12枚合わせなど、何重にもなってはいるものの、結局目が粗いガーゼを重ね合わせただけなので、ガーゼの隙間を通れる大きさのものなら通してしまいます。
しかし、不織布マスクに使われるフィルターは、BFE(細菌飛沫)、VFE(ウイルス飛沫)、PFE(ラテックス粒子と呼ばれるとても小さい粒子)を99%カットするものがほとんどで、ガーゼマスクよりも防塵効果が高く、性能は高いといえますが、あくまでもフィルターの性能の話になります。
よく誤解があるのは、『99%カットするマスク』=『マスクを着けたら99%予防できる』わけではないという点です。
あくまでも『ウイルスや細菌などを99%カットする機能を保有したフィルター入りのマスク』という意味です。
ノーズフィットが付いてはいますが人の顔は千差万別で、マスク着用時には多少の隙間ができます。
その隙間から花粉や飛沫の侵入を防ぐことはできないので、『99%カットマスクなら完全にシャットアウトするというのは誤解みたいです。
一般的なガーゼマスクでも乾いた状態で 平均 50~60%花粉を取除く能力があり、さらに呼気に含まれる水分によって湿気を帯びると花粉の集塵効果が増し十分な効果が出ます。
そのためガーゼマスクは保湿に優れているので、風邪予防や花粉症対策の他にも、花粉対策、インフルエンザやコロナウイルスなどのウイルス対策に適しているのではないでしょうか?