辛いものがやみつきになる理由
みなさんは辛いと知っていてもついつい辛い食べ物を食べてしまうってことはありませんか?
実は辛いものには好きになりやすい科学的な理由があります。
嘘だと思う方は多いと思いますが、辛いものを食べると人間は「命の危険」を感じます。
なぜ「命の危険」を感じるかというと、辛いものを食べることで分泌されるβ-エンドロフィンが原因です。
人間は43℃以上の熱を感じるとTRPV1という物質が「命が危険である」と脳が判断します。
実は人間には辛いという味覚がありません。
辛い食べ物に含まれるカプサイシンの刺激にTRPV1が反応することで、辛さ(熱さや痛み)を感じます。
命が危険と感じた時、脳はそれに対応するため、β-エンドロフィンという物質を分泌します。β-エンドロフィンには「痛みを抑える」「強い快感を引き起こす」2つの効用を持っているため、辛い物を食べると快感を覚えるんです。
強い快感を引き起こすことから別名「脳内麻薬」とも言われており、エンドロフィンの忘れがたい快感を求め、辛い食べ物を繰り返し食べたくなるんです。