職場の教養 6月19日「父からのお礼」
父親の会社を継ぐこととなったTさん。立場が変わるだけで、これだけ見える世界が違うのかと驚く日々を過ごしていました。
幼少期のTさんは、仕事ばかりで家にいることが少ない父親を嫌っていました。その頃の記憶を遡ると、母親との思い出ばかりが浮かびました。
6月の父の日、Tさんは娘から「お父さん、いつもお仕事お疲れさま。仕事が忙しくて最近はあまり一緒に遊べないけど、お父さんが仕事をしてくれるおかげで私は色んなことができます。ありがとう」と書かれた手紙をもらいました。
手紙を読んだTさんは涙が溢(あふ)れました。経営者になってからは仕事に追われる日々が続いていましたが、当時の父も今の自分と同じように家族の幸せのために懸命に働き、家族との時間を作りたくても作れなかったことに気づいたのです。
Tさんは翌日、1日遅れの父の日のプレゼントを贈りました。すると父から「プレゼントをいただき、心より感謝申し上げます」とお礼のメッセージが送られてきたのです。その言葉に、思わず目頭が熱くなったのでした。
「私の感想」
たしかに立場が変わればそこから見える世界はかなり違うなと思います。
私も小さいころはあまり父と遊んだ記憶はあまりないですが、父が一生懸命働いてくれていたので今の私がいるんだと気付かされました。
今日は父の日なので、感謝の気持ちを父に伝えたいと思います。