不動産売買の契約、引渡し日は特に大事な取引になります。
また、不動産売買は大きな金額を扱うので、できれば縁起の良い日に契約をしたいという方がいると思います。
今回は、縁起の良い日についてお話ししたいと思います。
縁起の良い日をどのように判断するか?それは六曜から縁起の良い日を判断します。
この六曜とは、カレンダーでよく目にする「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」のことを言います。
六曜の中で一番縁起が良いのは大安です。これは皆さんご存知の事かと思います。
そのため、契約日を大安の日に設定したいというお客様もいます。
その次に縁起の良い日は友引やと先勝です。
友引は夕方は吉。
先勝は午前中は吉となっています。
ちなみに赤口は11時~13時の間が吉となっています。
ただ、私の体感上では六曜をそこまで気にされる方は少ないなと感じます。
実際には縁起の良い日にちというよりは日程や時間の調整しやすい日を優先される方が多いです。
特に不動産売買の決済・引渡しは住宅ローンの融資の関係から銀行が営業している平日に行われることが多いです。
そのため土日休みの会社員の方などは休みを取る必要があるためです。
実は、上記でお話した六曜以外に縁起が良いとされている日柄があります。
それが、
・天赦日(てんしゃび・てんしゃにち)
意味は「百の神に許される」
全ての神様に許される日ということで大安以上の暦(こよみ)の上で一番縁起の良い日とされています。
季節や干支(えと)の組み合わせで決めるため、年間5・6日しかない日でとても希少な日がらです。
・一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
意味は「一粒が万倍にも膨れ上がる」
仕事始めや開店など、何事を始めるにも良い日とされています。
反対に借金したり人から物を借りたりすることは凶とされているようです。
・巳の日(みのひ)
意味は金運の女神「白蛇」にお願いすることで弁天様に伝わり願いが叶うという日です。
12日に1度の頻度で訪れる日で、さらに縁起が良いのは己巳の日(つちのとみのひ)。
この日は60日に1度の頻度しかなく、年間で5・6日しかない希少な日です。
・寅の日(とらのひ)
意味は「出て行ったものが一瞬で戻ってくる」
財布の使いはじめに良いとされています。
反面、結婚や葬儀には避けたほうが悪い日がらのようです。
「出て行ったものが一瞬で戻ってくる」という意味から戻ってくるとまずいものは凶の日になるようです。
不動産の購入・売却は人によっては一生のうちに数えるほどしか取引しないかもしれません。
取引をする場合は一度縁起の良い日にちを調べてみるのもいいかもしれませんね。