一度は耳にしたことのある「風水(ふうすい)」とは、今から約四千年前に中国で発祥した、「気」の力を利用した環境学のこと。
そういうと難しく聞こえるかも知れませんが、風水とは、衣・食・住、行動など、自分の環境すべてを使って運を開いていく、いわば、開運のための環境学なのです。「環境が運を決める」これが、風水の基本的な考え方です。
今回は、この「風水」ではなく「封水(ふうすい)」についてお話します。
「封水」とは、トイレや洗面台などの衛生器具と排水管との接続部にためている水のことです。
水をためることで排水管からの臭いや虫の侵入を防ぎ、この仕組みを「排水トラップ」といいます。封水は、深さや設置箇所がきちんと定められています。
封水に関する主な基準は以下の4点。
①トラップの封水深は、50〜100mmの範囲であること
②排水口から封水あふれ縁下面までの垂直距離が600mmを超えないこと
③二重トラップにしない(一つの配管上で、二つ以上封水を連続させない)
④トラップは容易に分解清掃ができること
封水は、要するに排水管の蓋なんです。なんらかの理由で封水が破られると、下水からの悪臭や虫の侵入が発生する原因となります。